Column

第1回 ”芋”について(2014/5/5)

 隊長が暇潰しのために何か書く。かなり偏見に満ちているので、スルーしてもらっても構わないし、いや俺はこう思うと反論してもよい。議論は大切なことだ。

 第1回目は、おそらくFPSについて回る永遠の課題、俗に言う”芋”について語ってみようと思う(主にGhostsのTDMメインの話だが他のモードにも十分に応用がきくはず)。

 もとはギリースーツを着たスナイパーの伏せてる姿が芋虫のようであることを指した言葉。現在はその意が転じて”待ち”全般を指すようになっている。

 角待ち、定点、キャンパー、籠り、ガン見、リーンなど、言い方、種類も多様な待ち。やられた瞬間に思わず不快感を示してしまうこれらのスタイル。なぜこれらは不快ととらえられるのだろうか。

 理由を挙げればキリがないが、おそらく最も核心をついた理由は、相手有利の状況下で戦うことを強いられるからだと思われる。砕いて言えば、敵はサーマルで自分が出てくるのを見ているのに、自分はすぐには見えない、卑怯だ、だからガン見はうざい、となってしまう。もしくは、狭い部屋をショットガンが徘徊して、LMGで勝てるわけないじゃん、あの籠りめんどい云々・・・。

 結論から言うと隊長は待ちに対しては、むかつきはするが肯定的である。その武器のもつ性能を生かせるのであれば、待ちだろうがなんだろうが実に合理的で納得のいくプレイと思えるからである。死ぬとイライラするから、自分に有利な状況でだけ戦ってキルしてやりたいと。

 むしろ否定的というか理解に苦しむのは、それを毛嫌いしながら、またそれがいるのをわかっていながら、突っ込んで行ってしまう方である。”凸”というプレイは連続キルすることに最大の快感があり、勝ち星をものにするためには必要な要素である。そもそも待ちは凸する敵がいてこそ成り立つのだから、防衛的で勝ちに行くスタイルではない(これも嫌われる理由の一つなのだが…)。しかし凸はあくまで要素の一つであり、それが絶対ではない。なぜなら実力差があるときに凸し続けることでより早くスコアリミットに到達できるだけであって、最初に凸して稼いだキル差を待ちで守ることだってできるのだから。

 凸こそが正義と思っている人には、ぜひ「なぜ走るか」を考えてみてほしいと思う。ただ何となくL3ボタンを酷使してないだろうか。最近この哲学者じみた問いを自分なりに考えたところ、惰性によるところが非常に多いと悟った。スプリントしていいのは基本的には開幕だけである。お互いに同じくらいの距離を走り、有利なポジションを先にとって迎え撃つ。局地的には、クリアリングが済んだ場所を通る、敵の射線から逃れる時以外のスプリントは命取りと思っていい。無防備に走っているプレイヤーが、敵を予測しながら慎重に進むプレイヤーに狩られるのは至極当然のことである(それが難しかったのがBO2なのであるが…)。味方のいないところはたとえレーダーが出ていても走るべきではない。たかだか3キルで出せる物を信用して考える立ち回りをやめてしまうのはもったいない。

 ではその待ちをどう攻略するか。幸いなことにGhostsでは多くの攻略法が用意されている。このあたりを考えてカスタムをいじくりまわすことが隊長にとって至高の時間なのだが、皆はどれくらい見つけただろうか。全部書くのはめんどいので簡単にまとめると、盾、グレポン、タクティカル、FMJ付きLMG、パークではソナー、リーコン、デンクロなどなど。キルスト報酬が今までより格段に弱くなったGhostsでは、純粋に人対人の駆け引きが要求されるため、同じ装備だけでは相手からすればなんとも容易い的となってしまう。いかに相手を苦しめて調子を狂わせるかがカギとなる。

 このコラムで伝えたかったことは、①今走るべきか否かの判断を正確にしてほしいということ、②待ちに対してムキにならず、冷静に”考えた”対応をしてほしいということ、の2つである。これを少しでも頭の片隅に入れてもらうだけで、1つ上にも2つ上にもランクアップできると信じている。StrikezoneのBでガン待ちしている?俺のグレポンチャレンジの的ができてよかった!くらいに思った方が精神衛生的にも良いかと。隊長まじガチ勢きんもなんて思わず(待ちに対して一喜一憂するのも同じくらい無意味なことであるから)、どうせだったらやられて嘆くより、やりかえして笑った方がいいだろって話。前のクランウォー中のドミネで、同レベルの相手に対しクラメンのほぼ全員が突っ込んで行った結果負けたのが、若干気がかりだったので(それだけではないけど)。ではでは良いゲームライフを^^

第2回 ”たくや”について(2014/12/17)

 第2回目は、我らが副隊長であるたくや君について思うことを書いてみる。

誰もがまず感じることであるが、かれはハゲである。

むしろこれ以上語ることは何もない。

残念だ、考察がすぐに終わってしまった。